昭和シェル、ソーラーフロンティア国富工場の屋根を借り受け2MWの発電事業

 昭和シェル石油株式会社は、同社と同社の100%子会社ソーラーフロンティア株式会社が、世界最大のCIS薄膜太陽電池の製造工場「国富工場」(宮崎県国富町)における発電事業(名称:「第2国富工場メガソーラー」)に関して協力することを決定したと発表した。
 発電規模は約2メガワットで、年内完工を目指して工事を進める。

 この「第2国富工場メガソーラー」より国富町内で稼働または計画されているメガソーラーは計7.3メガワットとなり、同町全世帯のうち約3割が太陽光発電システムを導入した場合に匹敵する規模となる。
 また、昭和シェル石油としては新潟県の「新潟雪国型メガソーラー」に続き国内2例目の太陽光発電事業となる。

 国富工場では、すでに2番館の屋上に2メガワットを設置し自家使用しているが、今回は3番館の屋根にソーラーフロンティアが生産するCIS薄膜太陽電池モジュールを設置し、生み出された電力を全て九州電力に売却する。
 国富工場の所有者であるソーラーフロンティアが発電事業者である昭和シェル石油に屋根を貸与する形態となる。