LIXIL、高さ制限のある住宅地や高層ビルの屋上への設置に最適な太陽光発電システムを発売

 株式会社LIXILは、戸建て市場のメインである法規制に厳しい第1種・第2種低層住居専用地域のRCフラット屋根専用ソーラーパネル架台として最適な太陽光発電システム「ソーラーベース ロータイプ」を7月1日から新発売すると発表した。
 この商品は、ソーラーパネルと架台をセットにした「太陽光発電システム」としてのセット販売となります。

 再生可能エネルギーの固定価格買取制度の開始を7月に控え、事業者だけでなく、個人においても各種支援制度を利用し、太陽光発電システムを取り付ける家庭が増えている。
 新しく発売される商品は、低段仕様でこれまで高さ制限により取り付けが難しかった第1種および第2種低層住居専用地域などに対応可能なほか、陸屋根のパラペット内に納まる仕様で、建物のデザインを生かしたい住宅にも最適。
 また、風のあおりに強い低重心なので、強風の恐れのあるビル屋上にも取り付けられ、さらに、ビルの屋上などに設置された室外機や貯水槽などの障害物もパネルを小割でレイアウトできるため、スペースを無駄なく利用することが可能となる。

 施工面では、上からと横からの固定のみで下からの施工がないため組立てが簡単で、防水メーカーのユニット基礎に対応しており、施工性の向上が図られている。

 素材には、耐食・耐久性に優れたアルミ材を使用しているため、錆びにくく、メンテナンス費用の軽減に貢献する。また、軽量のアルミ製なので、人の手で荷運びができ、運搬・施工効率が格段に向上するとのこと。

JR九州、都城駅北側の未利用地にメガソーラー建設

 JR九州は、都城駅北側においてメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し、太陽光発電事業を行うと発表した。
 JR九州グループの未利用地を有効活用することで、循環型社会の創出に向けて取り組む。
 このメガソーラーの建設及び運営は同社のグループ会社である九州電気システム株式会社が行う。

 同事業の事業概要は以下の通り。
 ・事業主体
  九州電気システム株式会社

 ・設置場所
  宮崎県都城市 都城駅北側 約23,000㎡(JR九州用地)

 ・最大出力
  約2,000kW

 ・発電電力量(年間)
  約215万kWh(一般家庭 約530世帯分)

 ・CO2排出削減量(年間)
  約820t−CO2

 ・今後のスケジュール
  H24.7 着工
  H25.3 発電開始(予定)

JFEエンジニアリング、太陽光発電設備をコスモ石油系列のガソリンスタンドに導入

 JFEエンジニアリング株式会社とコスモ石油株式会社は、コスモ石油のガソリンスタンド(以下、GS)にJFEエンジニアリングが開発した電気自動車(以下、EV)用の蓄電池搭載型急速充電器「RAPIDAS」(ラピダス)と太陽光発電設備(以下、PV)を設置し、EV時代に対応するガソリンスタンドの実証事業を行うと発表した。

 今回行われる実証は、ラピダスに内蔵した蓄電池にPVで発電した電力と夜間の商用電力を蓄え、顧客のEVへの充電サービスとGSへの給電を行うもの。
 負荷ピーク時に商用電力からの受電を削減し、GSの電力使用の平滑化を図り、また同時に災害時など停電の際に給油機能を維持するための実証も行う。

 この実証実験は、環境省の「平成23年地球温暖化対策技術開発等事業(競争的資金)」に、JFEエンジニアリングが応募し、採択されたもの。