Q セルズジャパン、住宅用太陽光発電システムの販売を開始

 Q セルズジャパン株式会社が、ドイツ企業としては初めての日本国内での住宅向け太陽光発電システムの発売を 5 月 16 日より開始するとを発表。

 販売施工は、独自の直販チャネル Q セルズマイスタークラブ(QMC)会員企業が行う。

 同社は、2010 年 1 月に設立された Q セルズ SE の 100%子会社であり、設立時より、国内の産業用途に向けて太陽光発電パネルを販売してきたが、新たに住宅用途として、国内外で実績のある Q セルズ製多結晶シリコン太陽電池セルを使用した高出力で、堅牢な太陽光発電パネルを基幹に日本製のパワーコンディショナー、架台を組み合わせ、太陽光発電システムを構築した。

 太陽光発電システム補助金制度の受給対象となる JPEC(太陽光発電普及拡大センター)への機器登録も完了している。

 Q セルズ製の太陽光発電パネルは、ヨーロッパの照度の低い時期にも発電量を確保できるように開発されたため、年間総発電量が多いことが特長である。
 また、耐積雪耐風圧荷重5400Pa という堅牢さも特長。
 日本国内で従来、太陽光発電システム設置には有利でないと考えられていた、積雪地方や強風の多い地方、日照時間の比較的短い地域の設置に対応可能で、パネルサイズが大型であるため、設置容量 4kW 程度を超える住宅にも適したシステムである。

 また、Q セルズジャパン株式会社は、住宅向け太陽光発電システムの販売網として、Q セルズ・マイスター・クラブ(QMC)を設立し、同クラブ会員のみに住宅用太陽光発電システムの販売、施工などの主要な研修を行い、住宅用太陽光発電システムの取引も取次店を介さず、同クラブ会員と直接行う。

 Q セルズジャパンでは、今年度の会員数の目標を 100 社としているが、すでに 30 社が入会をしており、QMC 会員を通じ、2011 年度 1200 棟分の住宅用太陽光発電システムの販売を計画しているとのこと。