REC、鉛フリーはんだを使用し環境対応性能を高めた新太陽電池モジュールを発売

 ヨーロッパ最大のソーラーモジュール企業であるリニューアブル・エナジー・コーポレーション(Renewable Energy Corporation、以下REC) は、鉛フリーはんだを使用した新しいソーラーモジュール、REC Peak Energy Eco を発売すると発表した。

 同社では、多くの顧客並びに規制当局より、ソーラーソリューションにおける環境フットプリントに関する情報を益々求められるようになってきている現状を踏まえ、新規プロセスを製造ラインに導入し、これまでのはんだ工程で必要とされていた鉛をすべて除去し、モジュールに含まれる鉛の量を大幅に削減することを可能にした。
 その結果、他のREC製モジュールと同等の高出力性能と信頼性を兼ね備えつつより環境に優しい製品となっている。

 同製品は、他のREC Peak Energyシリーズのモジュール同様、REC Peak Energy Eco モジュールもワットピーク当たりの出力に優れ、堅牢かつ耐久性があり、容易な設置かつ簡便な使用を実現する。
 同社製のモジュールは多結晶モジュールとして世界最小のカーボン・フットプリントを持ち、またエネルギーペイバックタイムに関しても、1年という業界トップクラスの性能を達成している。これは同社が独自に開発した流動床反応(FBR)によるシリコン製造プロセスによって実現されたものであり、他のテクノロジーと比較し、同プロセスで使用されるエネルギーを最大で90%も少なく抑えることを可能にしている。