日立アプライアンス、日立ブランドによる住宅用太陽光発電システムの販売開始

 日立アプライアンス株式会社は、再生可能エネルギーとして注目を集めている太陽光発電システムを構成する主要製品であるパワーコンディショナや、太陽電池モジュールの設置性に配慮した架台と固定金具を開発し、2012年8月20日から日立ブランドによる住宅用太陽光発電システムの販売を開始すると発表した。

 日立住宅用太陽光発電システムは、設置環境や屋根の大きさ、形状に応じて2種類(化合物系(CIS)、単結晶シリコン)3タイプ(95W・155W(ソーラーフロンティア株式会社製造)、195W(サンテックパワージャパン株式会社製造))の太陽電池モジュールから1タイプを選択し、パワーコンディショナ(2機種:4.0kW、5.5kW)と組み合わせて構成されている。

今回開発したパワーコンディショナは、日立独自のインバータ技術により、太陽電池モジュールが発電した直流電力を交流電力に効率良く変換し、96%の高い変換効率を実現しており、また、日ざしの変化に対応し、適切なタイミングで電力ピーク点を探索して動作するHI-MPPT制御を採用している。

太陽電池モジュールの設置には、作業負荷や設置後の外観にも配慮した、日立独自開発の横レール方式の架台と固定金具によるオリジナル施工方法を採用する。

日立ブランドの住宅用太陽光発電システムについては、販売および施工に関する日立独自の認定制度を設け、導入時のアドバイスから設置まで顧客をトータルにサポートする。また、設置後の長期間使用をサポートするため、一定の条件を満たせばメーカー保証を延長するなどの長期サポートサービスも提供する。
 さらに、メーカー保証の対象外となる自然災害や偶然な事故による同システムの破損による顧客の損失を軽減するため、全てのシステムに動産総合保険を予め付保している。

 新製品の主な特長は以下の通り。

・2種類3タイプの太陽電池モジュールに、独自のインバータ技術と制御方式を採用した高効率なパワーコンディショナを組み合わせてしっかり発電
太陽電池モジュール設置作業の負荷や設置後の外観にも配慮したオリジナル施工方法
・設置後に長く使用するための長期サポートサービスを提供