東芝、太陽光発電と連携し発電量などを「見える化」した中規模ビル向け蓄電池システムを開発

 東芝は、同社製リチウムイオン二次電池SCiBを搭載した定置用蓄電池システム「スマートバッテリ」をベースに、太陽光発電と連携し、発電量や蓄電残量などの情報を「見える化」したシステムが、リニューアルされた株式会社大京の本社ビルに採用されたと発表した。

 今回納入された蓄電池システムは、負極に同社独自の材料を採用したことにより、高い安全性を確保しながら6,000回以上のサイクル寿命など優れた特性を持つSCiBを搭載した出力10kW、容量11kWhの「スマートバッテリ」と、太陽光発電システムの発電量などの「見える化」の管理機能を組み合わせた中規模ビル向けシステム。

 太陽光で発電した電力や夜間電力を蓄電池に充電し、昼間に太陽光発電と併用することで、電力コスト削減や使用量平準化などに貢献する。さらに緊急時には非常用電源として活用することも可能となっている。