綜研化学と神戸大学,有機太陽電池などに使うp型半導体P3HTの新たな合成方法を開発

 綜研化学株式会社は、神戸大学との共同研究により、有機系P型半導体材料として使用されている有機半導体P3HTの新規合成法を発見したと発表。
 今回発見された合成法は従来の合成法に比べ、①アトムエコノミーが高い、②常温域での合成が可能で、従来法に比べ水分の影響を受けにくい、③分子量調整(1 万から 100 万)、構造制御が容易、などの特徴を有しており、高い立体規則性を有する高品質なP3HTを量産化するに当たって、工業的に優位な手法であるとのこと。
 
http://www.soken-ce.co.jp/pdf/20110223.pdf