クラレ、集光型太陽光発電向けレンズを事業化

 株式会社クラレが、集光レンズを事業化し、集光型太陽発電システムの最大手である米国のアモニクス(Amonix)社への供給を開始しと発表。

 アモニクス社は現在、70%を超える世界シェアを保有する集光型太陽光発電システムのトップメーカーであり、ネバダ州ラスベガスに同システムの量産工場(生産能力:150MW/年)を建設、2011年3月から稼働開始している。
 クラレは今後、同工場向けにレンズの本格的な量産・供給を開始予定とのこと。

 同社レンズの特長およびメリットは以下の通り。
・原料のメタクリル樹脂の改良により、優れた耐光性・耐候性を実現。
・精密成形技術に基づく高度な転写性により、1枚1枚のレンズ精度が高く、高い集光効率を実現。
・現在の太陽光発電技術において最も高いモジュール発電効率31%を可能に。