鴻池運輸、アメリカ現地法人の冷凍・冷蔵倉庫屋根に大規模 太陽光発電システムを設置

 鴻池運輸株式会社が、同社のアメリ現地法人・KONOIKE-PACIFIC CALIFORNIA, INC.(以下、KPC)において、鴻池グループの環境活動「sky-zII運動」(自然と環境に優しい全員でのセカンドステージ)の一環として、ロサンゼルスに保有する大型冷凍・冷蔵倉庫(敷地73,000m2 、7段ラック(天井高12m)、約26,000パレット収容可能・カリフォルニア州)の屋根部分(11,592m2)に大規模太陽光発電システムを設置し、稼動を開始したと発表。

 太陽電池パネルは、1枚が約1.38m2で発電量は0.185DC KW出力。
 
 今回完成した設備の総面積はアメリカンフットボールのフィールド2面に相当し、太陽電池パネルが全部で約7,600枚設置されている。
 KPCでは、年間で約200万KW(倉庫全体の消費電力の約3割に相当)の発電量を見込んでおり、CO2排出量を削減するとともに、年間23万ドルのコストダウンを計る事ができると試算している。
 
 尚、今回の太陽光発電システム設置工事は、アメリカ・オバマ政権で実施する「グリーン・ニューディール政策」を利用しており、建築費(約5億円)の内、約4億円を政府と電力会社からの助成金でまかなっている。
 その他にも、KPCでは「トラクターを低排気クリーンガス車に全車代替」「プロパンリフトから電気フォークリフトに順次切り替え」を実施するなど、環境問題に積極的に取り組んでいるとのこと。