昭和電工、エレクトロニクス分野向け高純度アンモニア事業を強化

 昭和電工株式会社が、エレクトロニクス分野向けに需要が伸びる高純度アンモニアの生産能力を、日本・台湾・中国の3拠点において引き上げると発表。

 現状、日本1000トン、台湾1500トン、中国500トンの年産能力を有しているが、充填や貯蔵設備の増強、生産工程の効率化等の工事を行い、2011年末までに、日本1500トン、台湾2500トン、中国1000トンに増強し、3拠点合計で現状の年3000トンから年5000トン体制とする。

 高純度アンモニアは、エレクトロニクス分野における材料ガスとして、液晶パネル、窒化ガリウム系LED、多結晶シリコン系太陽電池半導体等の製造工程で使用されており、今後の東アジア地区における市場拡大を視野に入れ、当社は今回の生産能力の増強により高純度アンモニアの安定供給体制を構築するもの。