パナソニック、KFC環境配慮モデル店舗に、太陽光発電システムなどを納入

 パナソニックは、同社子会社のパナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社が、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社の次世代型環境配慮店舗のモデル店舗として、2011年7月18日にオープンさせるKFC江の島店に太陽光発電システムと夜間蓄電でピークシフトに対応する「蓄電用リチウムイオン電池システム」、さらにメニュー情報などの映像を効果的に紹介することを目的とした「デジタルサイネージNMstage(エヌエムステージ) 」を納入したと発表。

 日本KFCでは、これらのシステムの導入により顧客満足度の向上とともに、引き続き電力不足が懸念される今夏以降へ向けた節電効果なども期待している。

 今回納入された太陽光発電システムは、限られたスペースでも大容量を発電できる世界最高水準のモジュール変換効率 16.8%(公称最大出力215W/枚)の単結晶系ハイブリット形太陽電池モジュールで、店舗の外壁に215Wタイプ40枚のパネルで構成され、年間約8,800kWhを発電する予定であり、空調などの店舗内機器等に利用される。
 あわせてこれらの発電状況などを分かりやすく、来店者にPRするための42インチディスプレイも店舗内に設置される。

 また蓄電用リチウムイオン電池システムの利用により、夜間の低需要時に蓄電する「ピークシフト」も行う。さらに災害停電時には、店舗内に設置した特定負荷(照明・換気扇・非常用コンセント)への電力供給も可能となるとのこと。