大成建設、福島県南相馬市で太陽光発電事業の事業性調査を実施

 大成建設株式会社が、昨年11月に環境省が公募を開始した「平成23年再生可能エネルギー事業のための緊急検討委託業務(以下、同委託業務)」に関して、同社と、双日株式会社、株式会社東芝の3社が福島県南相馬市における太陽光発電事業の実施可能性調査(FS)の委託先に選定されたと発表。

 今後3月30日までに調査結果について取りまとめる。

 同委託業務は、環境省東日本大震災の被災地において再生可能エネルギーの導入を加速し、地球温暖化対策に配慮した復興の実現に貢献するために実施されるもので、3社は南相馬市における事業用地選定や適用法規等の調査、並びに太陽光発電事業計画の策定に関するFSを実施する。
 太陽光発電所の建設予定地は南相馬市内で、発電所の発電能力は20MWを想定している。

 大成建設は本件に関する全体取りまとめおよび太陽光発電施設の地盤、架台、基礎の調査・計画を行い、双日はIPP事業で蓄積したノウハウを生かした事業スキームの検討を行い、東芝太陽光発電システムの発電部分の設計およびエンジニアリングに関する事前調査を行う。

 今回実施されるFSの概要は以下の通り。
 1.建設候補地:福島県南相馬市内(現在検討中)
 2.太陽光発電出力:20MW(予定)
 3.年間推定発電電力量:21,000MWh/年(一般家庭約6,000世帯分)
 4.調査期間:3月30日まで