NTTファシリティーズ、国内外太陽電池の発電実証サイト「Fソーラーリサーチパーク」を竣工

 株式会社NTTファシリティーズが、山梨県北杜市長坂町塚川地区及び夏秋地区に太陽光発電実証サイト「Fソーラーリサーチパーク」を構築し、本日竣工したと発表。

 Fソーラーリサーチパークは、NTTファシリティーズがシステムインテグレータとして、太陽光発電のさらなる進化を目指すために、山梨県北杜市の協力を得て、北杜サイト太陽光発電所に隣接する約4万m2の敷地内に構築する太陽光発電実証サイト。

 2011年度は、国内外(日本、韓国、中国、インド、台湾)のメーカの最新モジュール16種類導入し、全体(約7,000m2)で233kWの設備を構築して評価・検証を行う。
 経年変化のデータも得るため、長期間の運用・評価を予定しており、また、技術・進歩に追従するため、必要に応じて設備を拡張していき、最終的には2MW級を計画している。

 同リサーチパークでは、1. モジュール評価エリア、2. 架台検証エリア、3. 設計技術検証エリアに分けて設備を構築し、各種技術の評価・検証を行う。

 各エリアの詳細は以下の通り。

 モジュール評価エリア
 国内外16種類の最新モジュールを導入して長期的に運用・評価し、太陽電池の各種特性(発電特性、劣化特性等)を実環境下で明らかにする。
 また、技術・進歩に合わせて最新の太陽電池を追加導入し、世界最先端のモジュールの実証評価を行う。

 架台検証エリア
 軟弱地盤にも対応可能な不同沈下対策架台や、発電量の増加が期待できる手動式傾斜角可変架台などを開発し、検証・評価を行う。

 設計技術検証エリア
 太陽光発電システムの設計・運用に関する検証・評価を行う。
 太陽電池・パワーコンディショナのマッチングによる発電特性への影響、不具合の早期発見と復旧対応、不具合発生時の発電特性など、システムの構築・運用において基盤となるノウハウを蓄積する。