ソーラーフロンティア、サブモジュールの変換効率で世界記録を更新

 ソーラーフロンティア株式会社が、独立行政法人エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究により、30cm 角CIS 薄膜太陽電池サブモジュールの開口部面積でエネルギー変換効率17.8%(同社測定値)を達成したと発表。

 今回の記録更新は、同社の厚木リサーチセンターにおいて達成されたもので、同社が2011 年3 月に達成した17.2%という世界最高記録を更新するもの。

 同社のCIS 薄膜太陽電池は、2011 年に本格的な商業生産を開始した世界最大規模の国富工場で生産されているが、同工場の生産装置は、厚木リサーチセンターに設置されているパイロットプラントの装置を原型としているため、厚木リサーチセンターで開発された技術は国富工場の商業生産技術に適用することが容易であるとのこと。

 現在、国富工場では、出力164W のチャンピオンモジュール(開口部面積の変換効率14.5%、モジュール変換効率13.38%)の生産に成功している。