パナソニック、マレーシアのHIT太陽電池新工場で起工式

　パナソニックが、HIT太陽電池新工場の建設予定地で起工式を行ったと発表した。

　起工式には、マレーシア政府関係者の臨席をはじめ、パナソニックから、アジア・中東阿総代表　塩川順久、エナジー社社長　伊藤正人、エナジー社副社長 前田哲宏らが出席。
　式典では、鍬入れの儀式等を行い、工事の安全を祈願した。

　同社がマレーシアに新工場建設を決めた主な理由は、整備されたインフラ、質の高い労働力等に加えて、マレーシア政府の協力的な投資支援とのこと。
　新工場は、ウエハからセル、モジュールまで一貫生産を行い、年間生産能力は300MWを予定している。
　投資金額は450億円で、2012年末の生産開始を予定している。
　
　今回の新工場建設により、太陽電池の生産量を拡大し、市場の要望に応えるとともに、ウエハ、セル、モジュールの一貫生産を実現することで、コスト競争力のさらなる強化を図っていくとのこと。