フジプレアム、超軽量太陽電池モジュールを発売-従来モジュールの2分の1の重量

 フジプレアム株式会社が、同社従来型の結晶系シリコン太陽電池モジュールと比較し、同じ標準サイズでも重量が約2 分の1 以下に(フレーム付)軽量化した超軽量太陽電池モジュールの発売を開始した。

 このモジュールは、従来のガラス(厚み3.2mm)とバックシート構造のPV モジュールに対し、モジュール重量の大半を占めているガラスの重量を半減以上とするため、厚みが0.8 ㎜の強化ガラスを採用することで軽量化を確保している。

 公称最大出力215Wのモジュールでは、従来型のモジュールの重量が17.0kgであるのに対し、超軽量型モジュールでは半分以下の8.2kgとなる。

 同社のコア技術である精密貼合技術により、強度と薄さを兼ね備えることに成功し、荷重試験及び衝撃試験をクリアする太陽電池モジュールの実用化に成功した。

 これまでにも、薄膜系で同程度の重量のモジュールは発売されていたが、発電効率は低いという課題が有った。結晶系でここまで軽量なモジュールの開発、商品化は世界でも初めてのこととなるとのこと。

 また、同社では従来より販売中のスーパーストレートタイプの太陽電池モジュールと同等価格にて販売していく予定。