東北大学など、災害に強い省エネシステムの実証実験を開始

 東北大学が、同大学、東北経済産業局、株式会社北洲、有限会社エボテック、仙台市ガス局の産学官連携により、自立性、省エネ性、経済性を備えたエネルギーシステムの実証実験を開始すると発表した。

 東日本大震災ではエネルギーが途絶し、市民生活や企業活動に深刻な影響を及ぼした。
 このことを教訓に、特定のエネルギー供給に過度に依存しない、通常の生活に必要なエネルギーを自ら効率的に作り出す、地産地消型エネルギー供給システムの構築を目指す。
 太陽光発電、ガスコージェネレーションシステム、蓄電池の既存技術を組み合わせるこのシステムは、生活サイクルに合わせた効率的なエネルギー消費を可能にするとともに、システム設計をコンパクトにすることで導入費用の低減をはかっている。
  エコモデルタウンなどでの普及を通じ、地域の復興へ貢献することが期待される。