積水ハウス、3電池のスマートハウスを軸とするスマートタウンを全国に展開

 積水ハウス株式会社は、太陽電池燃料電池・蓄電池の3電池とHEMSを搭載したスマートハウスを軸とする日本初のスマートタウン「スマートコモンシティ明石台」のまちびらき式典を4月27日(金)に執り行ったと発表した。

 「スマートコモンシティ明石台」は、東日本大震災後に開発される宮城県内最大級の大型住宅団地であり、東北復興への一翼を担っている。まち全体で1年間に発電する電力量は、電力消費量の約1.7倍の2,508MWhと大幅に上回り、近隣世帯へ1,039MWhもの電力供給が可能な「まち全体が発電所」となる。まち全体で省エネ・創エネに取り組み、電気とガスのエネルギーミックスで光熱費を削減し、大幅な節電を実現する。

 「スマートコモンシティ明石台」の軸となる「グリーンファースト ハイブリッド街区」の見学会では、「グリーンファースト ハイブリッド」住宅の特長や仕組みが説明され、その後、災害などの停電時に蓄電池がどのように機能するかを実際に体験するため、停電時を再現して、自動的に3電池による電力供給システムに切り替わり電気が復旧する停電自動復旧実験を実施した。

 同社はスマートハウスのリーディングカンパニーとして、今後「スマートコモンシティ明石台」を起点に、「スマートコモンステージけやき平」(茨城県古河市けやき平)、「アイランドシティ照葉のまち」(福岡県福岡市)、「(仮)ちはら台」(千葉県市原市)、「スマートコモンステージ瀬谷本郷」(神奈川県横浜市)、「スマートコモンステージひかりが丘」(千葉県四街道市)など、全国各地にスマートタウンを展開予定。