富士電機、太陽光発電用電力計4万台以上に不具合、無償交換へ

 富士電機は、太陽光発電設備などを設置されているユーザーが使用している富士電機製普通電力量計の一部に、電力量が適正に計量できない現象が発生する可能性があることが判明したと発表した。
 対象製品は合計42,098台に上り、全数を同社または電力会社が無償交換するとのこと。

 不具合の内容は、主に電力会社と余剰購入契約を締結しているユーザーが設置している電力量計において、電流の流れる方向が変わった場合に、電力量計内部の計量用円盤が逆回転しないように逆回転阻止装置が付いているが、この装置の動作不良により、実際の電力使用量、または電力会社などへの電力販売量よりも過少に計量するというもの。
 また、この不具合は、製造工程上の問題に起因するものとのこと。

 交換の対象となる製品は以下の通り。

 2008年(平成20年)4月から2010年(平成22年)7月の期間に、富士電機システムズ株式会社(現 富士電機株式会社)が製造した下記の型式の製品

・対象製品の型式
 F11F-R、F12F-R、F13F-R
 F21F-R、F21WF-R、F22F-R、F22WF-R、F23F-R、F24F-R、F25F-R
 F31F-R、F31WF-R、F32F-R、F32WF-R、F33F-R、F34F-R、F37WF-R
 F42F-R、F43F-R