昭和シェルなど、CZTS薄膜太陽電池技術の研究開発をNEDOより受託

 昭和シェル石油株式会社は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から、次世代の太陽電池技術として注目されているCZTS薄膜太陽電池の高効率化技術の研究開発に関する採択予定先として選定されたと発表した。

 今回のCZTS薄膜太陽電池技術の開発は、同社のほか、独立行政法人産業技術総合研究所立命館大学東京工業大学鹿児島大学筑波大学龍谷大学の7機関が参加した産学官連携コンソーシアムが担うプロジェクトとして提案されていたもので、同プロジェクトにおいて昭和シェル石油グループにおける太陽電池技術を牽引する厚木リサーチセンターは、主に製造技術開発を担う。

 CZTS薄膜太陽電池技術は、銅、亜鉛、スズ、硫黄、セレンを使った次世代の太陽電池技術で、CIS技術の延長線上にあり、入手し易く安価な原材料を主としていることから、より低いコストで高性能の太陽電池の開発が可能と期待されている。