リアルコム、業界初の「収益保証型太陽光発電パッケージ」を共同開発・販売開始
リアルコム株式会社は、株式会社アドバンスと提携し、10kWから50kWの産業用太陽光発電システム「発電貯金-野立パワー」を共同開発、パッケージの販売を開始したと発表した。
今年7月に再生可能エネルギー固定価格買取制度が発足して以来、企業や個人が所有する小規模遊休地の活用方法として、電力会社との連携が比較的容易な50kW未満の発電所が注目を集めており、こうした動きに対して、ソーラーシステム各社は50kW未満の発電に特化したパッケージを相次いで販売しているが、各社のパッケージは、太陽電池モジュール、パワコン、架台といった、ハードウエアの提供に留まっている。
一方、遊休スペースを活用し、環境貢献を果たしながらも確実に収益を上げていきたいオーナーにとっては、太陽光発電システムの初期構築のみならず、その後の機器メンテナンス、パネル盗難対策、災害時の補償、発電量の定期的モニタリングおよび有事の迅速な対応を含めた総コストを網羅した上で、「構築時に収益が保証された」トータルパッケージを求める声がある。
こうした供給側と需要側のニーズのギャップを埋め、産業用小規模発電の普及を促進するため両者が提携し商品の共同開発を行った。
「発電貯金-野立パワー」では、システムの提供だけでなく、下記のサービスを10年間にわたってすべて初期費用の中でまかなうため、最初の10年間追加費用がいっさいかからない。これにより、発電所オーナーは思わぬ管理コストの上昇や事故、災害などに影響を受けることなく、5年から8年程度で確実に収益化可能となる。
今回発売された「発電貯金-野立パワー」のサービス・サポート内容は以下の通り。
・システム10年保証、モジュール出力25年保証(各メーカーの保証を提供)
・外損や災害時のシステムの損害に対する10年間の補償および機器の破損による残存償却部分の補償(損害保険による)免責事項は(地震、津波、盗難)
・10年間の定期メンテナンス
・インターネットを通じた、発電量ほか設備の稼働状況のリアルタイムモニタリング