京セラ、フィジーの無電化地域約2,000世帯へ太陽電池モジュールを供給

 京セラ株式会社は、南太平洋に位置するフィジー共和国(以下フィジー)の無電化地域約2,000世帯を対象に、太陽電池モジュールを合計405kW供給すると発表した。
 既に135kWは納入済みで、残りの270kWについては、8月より供給を開始し本年度中に供給を完了する予定。
 これらは、フィジー政府資金及び日本の政府開発援助(ODA)による案件となる。

 大小数百もの島々からなるフィジー共和国では、送電網が整備されていない無電化地域があり、これら地域において、独立電源として機能する太陽電池は、“環境保全”と“経済発展”が両立できる電力源としての期待が寄せられている。

 今回の供給は、フィジーにある京セラのパートナー企業を通じて順次設置される。
 これにより、日中に発電した電気を蓄電池に充電し、夜間にその電力を各住居の照明などとして使用することができるため、夜間の勉学なども可能となり、生活の向上につながるものと考えられる。