プロロジス、運営中の物流施設を活用した太陽光発電プロジェクトに着手

 物流不動産の所有・運営・開発を行うプロロジスは、全国で所有・運営する物流施設の屋根を活用した太陽光発電プロジェクトを開始すると発表した。

 プロロジスでは、全世界で環境に配慮し、省エネルギーに貢献できる施設の開発や再生可能エネルギーの活用を積極的に進めており、現時点ですでにグローバル全体で約80メガワット以上の太陽光発電システムを各国でプロロジスが運営する物流施設の屋根に導入している。

 日本においては2009年5月に神奈川県に竣工し、現在運営中のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク座間1」に発電出力1メガワットの太陽光発電システムを導入しているが、再生可能エネルギーの固定価格買取制度のスタートに伴い、自社施設の屋根を活用してクリーンエネルギーを広く供給すべく、大規模な太陽光発電システムの導入の計画を進めている。

 今後、東北から九州までの各地に立地するプロロジスが開発し運営中(開発中を含む)の施設の屋根に、1棟当たり最大約2,300キロワットの太陽光発電システムの導入を進め、全棟合計すると最大約24メガワットの規模となる予定。第1弾として2013年春の発電開始を目指して全国8棟の施設に合わせて約10メガワットのシステムを導入する計画を具体的に進めている。

 1棟の物流施設の屋根への2メガワットの太陽光発電システムの導入は国内最大級であり、複数の物流施設屋根に合計約24メガワットの太陽光発電システムを導入する計画も国内最大級となる。

 2013年春 発電開始予定の施設は以下の通り。

施設名          所在地       計画発電出力
プロロジスパーク多賀城  宮城県多賀城市   約500キロワット
プロロジスパーク川島   埼玉県比企郡川島町 約2,000キロワット
プロロジスパーク市川1   千葉県市川市    約2,000キロワット
プロロジスパーク座間2   神奈川県座間市   約1,000キロワット
プロロジスパーク春日井  愛知県春日井市   約1,000キロワット
プロロジスパーク北名古屋 愛知県北名古屋市  約500キロワット
プロロジスパーク大阪4   大阪府大阪市    約2,000キロワット
プロロジスパーク鳥栖2   佐賀県鳥栖市    約500キロワット