フォーハーフ、福島県南相馬市でソーラーシェアリング事業を実施

 株式会社フォーハーフは、同社が提案した「福島ソーラーシェアリング事業」が平成24年度福島実証モデル事業に採択されたと発表した。

 今後、原子力災害警戒区域から解除されたばかりの福島県南相馬市小高区において、地権者の了解を得た上で出力50kW程度の小規模太陽光発電所を建設する予定。

 同モデル事業により、空中架台の強度や耐久性、コスト削減方法を検証する。

 福島ソーラーシェアリング事業は、福島県における耕作放棄地や原子力災害による耕作困難農地に、農地としての利用を継続しつつ、太陽光発電も可能なソーラーシェアリング施設を設置するもの。
 ソーラーシェアリングは、既に日本で数件の先行事例があり、ソーラーパネルを農地面より数メートル上に設置し、スリッド状に太陽光を地面に到達させることで農産物の栽培を行いつつ、同時に太陽光発電も行う仕組み。

 同提案事業においても、耕作地としての機能を温存しつつ太陽光発電を行うことを特徴としている。

 ソーラー発電設備は、いつでも撤去可能で、農地として復帰できることを担保し、建設に伴う農地へのダメージも最小限とするとのこと。