ソーラーフロンティアと矢野産業、宮崎県で発電事業に初参入

 ソーラーフロンティア株式会社と矢野産業株式会社は、宮崎県東諸県郡国富町に2か所の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を開発することに関して合意したと発表した。

 ソーラーフロンティアは2.2メガワットのメガソーラー(仮称:国富第1メガソーラー)、矢野産業は1.1メガワットのメガソーラー(仮称:国富第2メガソーラー)の発電事業者となり、再生可能エネルギーの「固定価格買い取り制度」導入後、両社にとって初めての発電事業への参入となる。

 今回のプロジェクトでは、矢野産業が所有する国富町大字木脇の土地約7ヘクタールに合計3.3メガワットのメガソーラーを協同して開発する。ソーラーフロンティアはCIS薄膜太陽電池を使用した太陽光発電システムを供給するとともに、国富第2メガソーラーの開発に関してもコンサルテーション・サービスを提供する。矢野産業は、土地の提供に加えて、雑草の生息を予防する独自の砕石商品美砂(ミサゴ)を提供することにより土地のメンテナンス作業を軽減する。

 ソーラーフロンティアが発電事業者となる国富第1メガソーラーは、矢野産業から土地の貸与を受け、ソーラーフロンティアが約14,000枚のパネルを設置し、また矢野産業が発電事業者となる国富第2メガソーラーは、矢野産業が所有する土地に、ソーラーフロンティアがCIS薄膜太陽電池を約7,000枚供給するとともに、システム設計などにおいてコンサルテーション・サービスを提供することになっている。

 国富第2メガソーラーの年間発電電力量は、矢野産業が所有する砕石場田野・日向工場における年間消費電力の約16%に相当し、矢野産業は自社の電力消費量相当の電力を再生可能エネルギーで発電することを目指していく。