東芝、世界遺産の中尊寺へLED照明設備と太陽光発電システムを寄贈

 東芝グループは、東日本大震災からの復興支援活動の一環として、岩手県への観光集客力の拡大に貢献するため、世界文化遺産に登録されている岩手県平泉の中心的構成資産である中尊寺に、LED照明設備と太陽光発電システムを寄贈すると発表した。

 中尊寺新覆堂(しんおおいどう)内の金色堂や仏像、荘厳(しょうごん)の芸術性・精神性をより効果的に表現できるLED照明空間を実現し、9月22日の一般拝観から点灯される予定。
 中尊寺金色堂においてLED照明を導入するのは、今回が初めてとなる。

 また、自然と共生する平泉の理念に賛同し、自然エネルギーを活用する5kW規模の太陽光発電システムが寄贈され、LED照明の改修に合わせて発電が開始される。

 なお、LED照明については、点灯が開始される9月22日に中尊寺金色堂にて点灯式を行う予定とのこと。

 同社は日本の文化遺産に加え、仏ルーヴル美術館においても、LED照明の改修に取り組んでおり、ピラミッド、ピラミディオンおよびナポレオン広場全体におけるLED照明への改修をすでに完了し、「モナ・リザ」の展示照明、著名な大型絵画が多数展示されている「赤の間」のほか、メインエントランスである「ナポレオン・ホール」の改修も進めている。