シャープ、寄棟屋根対応の単結晶太陽電池モジュールを発売

 シャープは、寄棟屋根での太陽電池の設置容量をアップし、設置時間を短縮できる新しい取り付け工法に適合する寄棟屋根対応の単結晶太陽電池モジュール4機種を発売すると発表した。

 寄棟屋根に太陽電池を設置する場合、切妻屋根に比べて効率的なスペースの活用に課題がある。シャープは、2001年に業界に先駆けてコーナーモジュール(五角形)を発売して以来、設置容量の向上に取り組んできているが、今回発売される太陽電池モジュールは、新たにセルの出力向上やコーナーモジュール<NU-081LB/NU-081RB>のセル枚数の増量により、従来システムに比べて、設置容量を約11%アップしている。
 また、黒色のセル、バックフィルムを採用し、モジュールの外観を黒に統一することで、屋根と美しく調和するデザインに仕上げている。

 さらに、電力ロスを低減するとともに、屋根面ごとに最大電力を取り出せるマルチストリングパワーコンディショナ<JH-45CD3P/JH-40CD3P>と組み合わせることで、更なる発電量の向上も図ることが可能。

 また、取り付け工法も新しく開発、モジュール固定金具と横桟(よこさん)を一体化するなど構造の改良を行い、設置時間を約20%減らしている。このことにより取り付けの強度や安全性を損なうことなく、短時間での設置工事が可能となる。

 今回発売される太陽電池モジュールの主な特長は以下の通り。

1. 寄棟屋根で約11%設置容量アップ

2. マルチストリングパワーコンディショナとの組み合わせで発電量がさらにアップ

3. 設置時間を短縮できる新しい取り付け工法に適合