日清紡ホールディングス、徳島事業所内にスマートファクトリーを完成

 日清紡ホールディングスは、同社グループのエレクトロニクス、ケミカル、メカトロニクスの技術を融合した“スマートファクトリー”が徳島事業所内に完成したと発表した。

 日清紡ホールディングスが今回させたスマートファクトリーは、太陽電池燃料電池等クリーンエネルギーによる発電システム、電気二重層キャパシタを使った蓄電システム、そして電力ロスとなる変換(直流/交流)をなくす高電圧直流給電システムと電力を監視・制御するEMS(エネルギーマネジメントシステム)で構成された、まさに「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」技術のつまったシステムとなっている。

 このスマートファクトリーでの実証実験を通じて、日清紡ホールディングスの有する各技術技術の有効性の確認、システムとしての改善を図り、地域社会への貢献、東北地方の復興、海外新興国の発展につながる展開を目指していく。

 また、日清紡ホールディングスでは同社徳島事業所に1.75メガワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)も建設する。事業所内の約10,500坪の土地に7,840枚の太陽光パネルを設置し、完成は2013年8月を予定している。