東芝、世界最高変換効率を実現した250Wのモジュールを採用した住宅用太陽光発電システムを発売

 東芝は、住宅用太陽電池として世界最高となる最大モジュール変換効率20.1%を実現した250Wのモジュールを採用した住宅用太陽光発電システムを12月17日から発売すると発表した。

 この製品は、米サンパワー社の世界最高変換を実現した250Wの太陽電池モジュールを採用しており、同モジュールは東芝が日本市場において独占契約している製品。

 今回採用されたサンパワー社の太陽電池モジュールは、面積あたりの発電量が多いため、設置面積の省スペース化が図れ、同じ面積の屋根に設置した場合、一般的な発電効率太陽電池モジュールに比べ年間約50%も多くの発電量が得られる。

 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDO)が太陽光発電の技術開発指針として2009年10月に公表した「太陽光発電ロードマップ(PV2030+)」では、実用モジュールのモジュール変換効率20%の実現時期を2020年としているが、今回採用した250Wのモジュールは既にその水準に達した製品となっている。