イー・アクセス、自然エネルギーを利用した基地局向け電源設備も今後導入

 イー・アクセス株式会社は、同社が提供するEMOBILE通信サービス/ADSLサービスにおいて今後発生しうる災害、電力不足に関する対策として、基地局復旧に向けた対策の強化、ネットワークの信頼性強化、自然エネルギーの導入等をはじめとする電力不足に関する取り組みについて、今年度に20億円程度、来年度も同程度の設備投資を実施することとしたと発表。

 今後実施する、主な取り組みは以下の通り。

 1. 災害時の基地局復旧に向けた対策の強化について
 ・移動電源設備、移動基地局の追加配備
 ・衛星回線通信設備の追加配備
 ・臨時用大容量バッテリーの配備
 ・主要基地局に対する無線回線の冗長配備
 ・防水・水没対策基地局の導入
 ・大手通信工事会社との優先復旧契約の締結

 2.ネットワークの信頼性強化
 大規模な災害に備え、長距離中継回線やデータセンター・オペレーションの分散化を継続的に行い、基地局やデータセンターにおけるバックアップ設備の増強等を含むネットワークのさらなる高信頼化を実施。

 3. 電力不足に関する取り組み
 今後発生しうる夏場の電力不足時も同社サービスへの影響を最小限に抑え、省電力を目的とし以下の取り組みを実施。
 ・既存データセンター設備の設備配備の見直しを含む省電力運用
 ・自然エネルギー(ソーラー・風力)を利用した基地局向け電源設備の導入