伊藤忠、配送用トラックのEV化開発事業へ太陽光発電システムを供給

 伊藤忠商事株式会社は、株式会社東京アールアンドデーが財団法人エネルギー総合工学研究所と共同にて取組む配送用トラックのEV化開発事業に対し、リチウムイオン電池太陽光発電システムを供給すると共に同事業の円滑な実施に協力していくと発表。

 同事業は環境省平成23年地球温暖化対策技術開発等事業(委託事業)」で配送用トラックのEV化技術の開発並びに早期普及を目的として取組むもので、同事業を通じて、過疎化や超高齢化社会、買い物弱者など日本が抱える課題に対し、移動販売形態による小売事業サービスの可能性と非常用電源用途といった電動車輌としての特徴の活用についても合わせて検討を行うもの。

 具体的には北関東中心にスーパーマーケット約140店舗を展開する株式会社カスミの協力の下、つくば環境スタイル「実験低炭素タウン」を掲げて低炭素社会の実証が進められている茨城県つくば市を中心に、移動販売車として活用し、2012年初頭より約1年間の実証事業を行う。