京セラ、太陽光発電に蓄電システムを組み合わせた新システムの受注開始

 京セラ株式会社は、太陽光発電と高耐久・大容量のリチウムイオン蓄電システムを組み合わせた新システムを、本年4月1日より順次受注開始すると発表した。
 受注・販売は京セラの太陽光発電システム国内販売会社である(株)京セラソーラーコーポレーションが行う。

 同システムは、太陽光発電システムと蓄電システムを連系することにより、通常は安価な深夜電力を蓄電し昼間に利用することで、太陽光で発電した電気の売電量を増加させる、いわゆる押し上げ効果が期待できるシステムとなる。
 ユーザーの生活パターンやニーズに合わせた6つの運転モードを搭載しており、自由に選択ができる。

 一方、停電時は自動的に蓄電池からの電力供給に切り替わり、大容量7.2kWhの蓄電池をいかし、停電時でも冷蔵庫、冷暖房器具、テレビなど生活に必要な電気製品を同時に最大12時間連続使用できる。また、晴天時であれば太陽光発電システムの自立運転機能によって、太陽光で発電した電気を使用できるため長時間に及ぶ停電にも対応が可能となる。

 京セラの独自技術を活かしたホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)を組み合わせることで、ユーザーの所有するパソコン、テレビ、スマートフォンなどで、太陽電池の発電量や蓄電池の充放電状況など家庭内エネルギーの状況の「見える化」が図れ、画面上で一元管理することでエネルギーの効率運用が可能となる。

 同システム概要は以下の通り。

・構成
 太陽光発電システム+蓄電システム+HEMS

・受注開始時期
 2012年4月1日より順次予約受付
 ※販売ルートにより受注開始時期は異なる。

・出荷開始時期
 2012年7月中旬

・希望小売価格(税·工事費別)
 4,926,000円(太陽光発電システム4.03kWを設置した場合)
 ※太陽光発電システム(4.03kW)+蓄電システムのみの場合:4,726,000円
 ※上記価格は、太陽光発電システム平均搭載容量4.03kWを設置した場合の一例。

・販売元
 (株)京セラソーラーコーポレーション

・販売目標
 10,000セット(初年度)