三菱電機、屋根への設置容量を増加できる太陽電池モジュール「マルチルーフ」発売
三菱電機株式会社は、国内住宅用太陽光発電システムの2012年度の新商品として、屋根への設置容量を増加できる単結晶無鉛はんだ太陽電池モジュール「マルチルーフ」を5月10日に発売すると発表した。
ラインアップの拡充によりシステム発電量を向上させ、家一軒あたりの売電増加に寄与する。
今回発売される「マルチルーフ」の特長は以下の通り。
1.多彩な形状のモジュールの組み合わせにより、屋根への設置容量を増加
(1)212Wシリーズ
・従来品に比べて出力が2W向上した長方形モジュール
・寄棟屋根への設置に最適なハーフ・台形モジュールもラインアップ
(2)スリムモジュール168Wシリーズ
・奥行きは従来品よりも160mm短い698mmにし、切妻屋根のデッドスペースに設置可能
・212Wシリーズとの組み合わせにより限られた屋根面積を有効活用
・7,280mm×10,010mmの切妻屋根の場合、屋根への設置容量が従来品より約30%向上
2.独自のプラストレランス基準により、公称最大出力値以上の発電量を確保
・独自のプラストレランス基準により、すべてのモジュールが公称最大出力値以上を確保
・システムとして公称最大出力値以上の発電量を期待できることから、売電増加にも寄与
3.積雪地域対応モジュールのラインアップにより、多雪地区への設置拡大
・プロテクションバーなどの剛性向上により従来品比 30%増の積雪荷重4,800Paを実現
・従来品※5は垂直積雪量 1.5m以下のところ、垂直積雪量2.0m以下の地域へ設置拡大