郵船ロジスティクス、米ニュージャージー州で太陽光発電を事業化

 郵船ロジスティクス株式会社と郵船商事株式会社は米国ニュージャージー州においてNYKグループ最大規模の太陽光発電システムの導入を決定したと発表した。

 システムは郵船商事株式会社が所有し、米国郵船ロジスティクス株式会社Port Murrayの倉庫敷地内に設置する。発電した電気は倉庫で使用すると同時に、余剰分を地元電力会社に売電することにより太陽光によるクリーンな電力を供給する。

 同プロジェクトはニュージャージー州政府の補助金制度ならびに米国連邦政府補助金の対象となっており、米国における再生可能エネルギー利用促進に貢献するものとなっている。

 システムサイズは500kWで、同グループ内で導入している2010年の大井コンテナターミナルロスアンゼルスコンテナターミナルへの設置規模を大幅に上回り、太陽光発電システムとしてはグループ内で最大のものとなる。稼動開始は2012年9月を予定しており、稼動後の年間発電量約650,000kWhは敷地内施設での使用電力の約50%に相当し、CO2削減量は年間約220トンを見込んでいる。