日本生協連 物流施設7センターの屋根を活用し太陽光発電を本格展開

日本生活協同組合連合会(以下、日本生協連)は、持続可能な社会をめざす立場から、再生可能エネルギーの普及に向けて積極的に太陽光発電に取り組むこととし、順次、設置可能な7つの物流施設の屋根に太陽光パネルを設置し、太陽光発電を本格的に展開すると発表した。

 日本生協連では、東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて、2012年1月にエネルギー政策についての考え方「エネルギー政策の転換をめざして」をまとめ、今後の社会的な重点課題のひとつとして、「再生可能エネルギーの急速拡大」をあげている。今回の太陽光発電の取り組みは、日本生協連としてこれを積極的に進めるために展開するものとのこと。

 2012年5月には、尾道冷凍流通センター(広島県尾道市)への太陽光パネル設置工事が完了し、現在稼動に向けた準備を進めており、さらに、尾道以外の物流施設についてもパネル設置について検討した結果、設置可能な6センターでも太陽光発電に取り組むこととした。
 7センター合計の発電量は、410万kWh/年で、これを一般家庭の年間電力消費量に換算すると、約1,000軒分に相当しする。

 2013年3月までに、すべての施設で発電を開始する予定としている。

 太陽光発電システムが設置される予定の物流施設及び所在地は以下の通り。

 1 千葉県野田市 野田流通センター 
 2 兵庫県小野市 小野ドライセンター
 3 広島県尾道市 尾道冷凍流通センター
 4 広島県尾道市 尾道流通センター(ドライ)
 5 佐賀県鳥栖市 鳥栖ドライセンター
 6 佐賀県鳥栖市 鳥栖冷凍流通センター
 7 福岡県篠栗町 篠栗冷蔵流通センター